物質主義の限界.それってほんまに国際協力なの?〜100個チャレンジをしてから〜

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これが,俺の今の所持品全部.

2年かけて断捨離に成功して,ここまで絞ったんやけど,
今日はここにたどり着くまでのお話.

 

これまで,
淡路島から上京して,

ちっぽけな学生向けのアパートで一人暮らしを始めてから,
ウォークインクローゼット付きのマンションに引っ越し,


東京で働くようになって,
鎌倉の大きな庭つきの一戸建てに移り,

もうすこしでさらに大きな家で暮らすことになりそうやった.

 

最後暮らしてた鎌倉の家の中には,

エスプレッソマシンやらスノボやサーフボードやら

フルオーダーのスーツ3着やら, Tシャツなんか身体は一つしかないのに30枚もあるくらい,自分でも把握仕切れてないモノで溢れてた.

 

自分では 着実に1段階ずつ上に上がっていってるつもりやってん.

 

けど,なぜか全然happy度合いは上がらんくて,

モノを買った直後はええ気分になれるんやけど,

すぐにもっと大きいものを,ええものを,高いものをって欲求が膨らむ一方やったん.

 

でもさ,ほんまは結構早めに気づいてたと思うんよね.

多分それこそココロの声とか聞こえんフリしてたんやと思う.


モノを買っては捨てるの繰り返しでは,いつまでもhappyにはなれやんってことに.

 

それやったら,どないしたらええの?ってことがまだ見えてへんかったから,

とりま休みの日になったら,ブランドモノを買い漁るみたいなね.

 


そんなとき,

自分にもターニングポイントみたいなのがきたんさ.

ネパール震災の時に,仕事がなくなってしもた村民のために,
雇用を生み出してくださいってネパールのとある山奥の村長さんから依頼があったん.

やから,その時は開発コンサルとして,

いわゆるGDP的には貧困層の人たちと一緒に生活してみたん.

(個人的には,happyについて議論するときにGDPとかGHPとか使ってるような記事はわざと弾くようにしてるけど←そんな記事は大半が大したこと言ってないから笑)

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したらさ,そこで暮らす人たちって,
確かにモノは足りてへんし,

お金なんか使ってる場面見たことないし,

俺が住んどった鎌倉の家よか全然狭いとこで

ギュウギュウになって一家全員で寝てたりすんの,

 

でも,あくまで俺の目にはやけど,
"モノを手にいれることに価値を見出してなくって,

自分のモノサシで,自分たちだけの理想を生きてる"

ように見えたんさ.

 

単純にモノを買うお金がないだけなんちゃうん?って言われたら,

そうなんかもしれん. 


やけど,

とにかくそこで流れてる空気感とかそこに住んどる人たちのオーラ見てると,

いっそ

"人生はこういうもん"って割り切って,

ジタバタせんで,物事をありのままに受け止めてるほうが,

背伸びしたがりの日本人よかよっぽどhappyなんやないかなーって.

 

つかそもそも実は俺らが介入する必要性ってなかったんやないか?

とか思わされる自分がどっかにおるん.

でも,やっぱそのタイミングでは代わりの答えは出し切れんかったから,
割り切って,しっかりコンサルとしての仕事はしてきたけど.

 

このネパールでの体験があって,
生活するために,
生きていくために,
はたまた幸せになるために
ほんまに必要なものって,実はそんな多くないんちゃう?

って思い始めたん.

 

で,そのネパール滞在中,

”満天の星空の下,

ホタルを見ながら,

天然のシャワーを浴びる”

っていう,生きててよかったーって瞬間があったんやけど,

 

その時何かが自分の中でパンッ!!!って弾けたというか,

何かが振り切れた感じがしたんよね.

 

生きる上で必要な最低限の荷物だけに絞ってみよー!
もし,万一それでhappy度合いが下がることなんかあったら,お金にモノ言わせて,全部買い戻したらええやん!
って,そう決心した瞬間やった.

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あれから2年,
"モノを手放せば手放すほど,不思議と心はどんどん軽くなるっていう体験"をして,

 

所持品全部で100アイテムをきったイマ,
これまで手放してきたモノを買い戻そうなんぞ考えは微塵もわかへんかった.

 

やっぱ.生きていく上でほんまにいるもんってそんな多くなかったんよね.

 

必要最低限のモノと,
イマを楽しみ切れる自分さえあれば,
世界中のどこでもhappyに生きていけたりするんよね.

 

そんな自分の今のモットー
"生活はシンプルに!考え方は大胆に!"

 


でも,

なんだかんだ今の生活にたどり着くには,
2年間のモノを手放す期間と,
9回拠点を変える必要があった.

 

その道のりを考えても,簡単な事ではないとは思うから,
その時,

どんなやり方で,

どんな自分ルールを課してた

かを共有しちゃおうと思う.

 

やり方
自分の場合は拠点を変えることが多かったから,その度にダウンサイジングした.
特に,野宿やコンテナハウスでの自給自足生活をやったことで,

生きる上でほんまに必要なものが何か見極める事がしやすくなった.

 

あとは100個チャレンジをした.
これは言葉の通り,自分の持ち物を100個にしぼることを意味するんやけど,
100個って一見多いような気がするけど、フォーク1つも1 個ってカウントだからね!笑

 

このチャレンジのおかげで,
"何を自分の生活に取り入れるか "
"自分にとって欠かせないものは何か"
をもっと意識できるようになった気がする.

 

自分ルール
"one in, one out"って勝手に呼んどるんやけど,
何か新しいモノを 1つ買ったら,
それまで持っていたモノを1つ ,
誰かにあげたり,
メルカリで手放すことにしている.

 

実際にやってみた結果,どんな効果が得られてるか?
スマートサイジングして得られる最大の財産は自由かなーと.

小さく暮らしてみると ,

世界が今よりはるかに大きくなるし,地球でもっと遊びたくなってくる.

それって,きっとこれまでよりもお金と時間に自由が生まれる分 ,

もっと多くのことに力を注ぐ余裕ができるからかなー.

なんなら世界中の気に入った場所が自分の家みたいな気分やし笑,

 

イマとなっては,

ご褒美に...とか全く考えもつかんくなったね.

だって,そんなことしても何も満たされんし.
そんなことするくらいやったら,

どないでもええモノを買いに行く時間とかお金あったら,

離島にでも小さなおうち(バックパック)担いで遊びにいっちゃうしね♪

 

ちなみに,小さなおうちはこちら!

 

tabibitoyu.hatenablog.com

 

実際,いま西表島に行く船の中でカタカタこれ書いてるし!笑

 

つか,
銀行員時代の親友が結婚するみたいなんやけど,

その頃ちょうどグアテマラに飛んどる予定なんよなー笑

 

どーしよー,めちゃ祝いに行きたいなー

あ,でもそういや着てくスーツもないから,

こっちで誰かにかりゆし借りてけばええかなー??笑